遺族会をしました
本日で「看護ホスピスめぐみの家」が5周年を迎えました。この5年間で33人の方を看取りました。その内の7人の方のご遺族11人が、めぐみの家に来てくださり、また退職したスタッフも集まり、久しぶりに大勢の人が集まり当時の話に花が咲きました。「あっ」という間の二時間でした。どうしても会って聞きたいことがありました、胃瘻を勧められても胃瘻をせず、誤嚥性肺炎の恐れと24時間の吸引が必要になったからと、めぐみの家に入居された方です。「あの方はどうして胃瘻をされなかったのですか?」と長男さんに聞いたところ、お世話されていた方が、ご本人から聞いた話では「自分の親たちは特別なことはせず、皆自然に亡くなった、だから自分も何もせず自然に亡くなりたい」と言われたそうです。医師や施設の人に勧められてもずーと拒否をされたそうです。めぐみの家に入居されてからは、好きなものを少しづつ食べられ、声が出にくいので筆談をし一か月ほど過ごされました。胃瘻をするか、高カロリー輸液にするか選択を迫られ悩んでいるという相談を受けることがあります。難しい選択です。