当社について

代表あいさつ

認定看護管理者 鞁田 佳代子(ツヅミダ カヨコ)

この度は、何かのご縁あって、当ホームページをご覧いただきますことを、心よりうれしく存じます。

私ども株式会社TO SUNは、「住み慣れた地域で、自分らしく暮らしたい」という願いを叶えるお手伝いがしたいと考え、平成16年2月に設立いたしました。弊社のコンセプトは、フローレンス・ナイチンゲールが全ての女性に向けて投げかけている言葉です。「看護とは患者に新鮮な空気、太陽の光を与え、暖かさと清潔を保ち、環境の静けさを保持するとともに、適切な食事を選んで与えることによって健康を管理することである。(看護覚え書より)」です。

同年4月1日、高齢者や障がい者・障がい児の幸せを第一に考えた介護の実現を目指し、ケアマネジャーの事業所と介護支援をする訪問介護事業所、「めぐみ介護ステーション」を開設し、自宅での生活を支援することをスタートしました。

私がケアマネジャーをしていた時一人のがん患者様を看取りました。その時主治医から「この人はゴミ屋敷の中で一人さみしく死んでいくのではないかと思っていたが、あなた方のおかげできれいな部屋の中で安らかに眠ることができて本当によかった」と言われました。その時に、もともと看護師の資格を持っていた私は、自宅で医療を提供できるようにしたいと考え平成20年にめぐみ訪問看護ステーションを開設しました。訪問看護師とケアマネジャーの仕事をしながら、癌末期である自分の父と、舅をそれぞれの自宅で看取りました。その後くも膜下出血で手術をして4年間介護を受けていたお姑さんと同居し3年後看取りました。

かつて人間は、家で生まれ、家で死んでいくのが当たり前でした。いつのまにか、病院で生まれ病院で死んでいくのが当たり前になっています。終末を家で過ごしたいと思っても介護してくれる人がいない、介護してくれる人がいても仕事をしていたり年老いて介護する力がなかったり、施設は何百人待ちだったり医療処置の必要な人は受け入れてくれない、病院からは治療はないから退院してほしいと言われ、行き場がなく困ってしまう。そんな人が何人も地域におられました。何とかしなければ、看取り難民が出てしまう。この地域に24時間看護師がいてお世話できるナーシングホームを作ろう、と考え平成23年9月「看護ホスピスめぐみの家」を開設しました。池田の山の上の一軒家です。そこは、がんや難病で余命を宣告された人たちが生活し、24時間看護、介護を受けられる第二の自宅です。平成26年「地域包括ケアシステム」の構築を、と厚生労働省から言われ始めたころ、素晴らしいシステムですが、当事者となる地域の方がそのことを知るきっかけがないと考え、地域の方が自由に何でも相談でき、また社会とのつながりができる場を作ろうと弊社事務所で「暮らしの保健室」を同年8月開設し地域に開かれた空間としました。コロナ禍でしばらく「暮らしの保健室」はお休みしていますが、相談は受け付けていますので、どんなことでもお気軽にお訪ね下さい。

これからも、「住み慣れた地域で、自分らしく暮らしたい」この願いを一人でも多くの方が叶えられるお手伝いができるよう社員一同精進してまいります。

株式会社TO SUN

専務取締役 鞁田 佳代子

事業紹介

  • めぐみ介護ステーション

    めぐみ介護ステーションでは、「居宅介護支援事業」と「訪問介護サービス事業」をしております。

    ベッドの上で介護ケアをする様子
  • めぐみ訪問看護ステーション

    病状や療養生活を専門家の目で見守り、適切なアセスメントに基づいたケアとアドバイスで、自立した生活を送れるよう支援します。

  • 看護ホスピス めぐみの家

    身体的な痛みやその他の様々な苦痛となる症状について出来る限り適切かつ最善な緩和を行います。

  • 暮らしの保健室

    お茶を飲みながらゆっくりすごせる地域の皆さんに開かれた場所です。